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失敗から学ぶ外壁塗装のトラブル
皆様、こんにちは^^
プロタイムズ福井南店広報担当の栗本です。
マイホームを長く大切にするうえで、外壁の塗り替えは避けて通れないメンテナンスです。
しかし「予算を大幅にオーバーした」「すぐに塗膜がはがれた」など、思わぬトラブルも少なくありません。
そこで今回は、外壁塗装を検討している方に向けて、よくある失敗例とその回避策をまとめました。
ぜひ今後のリフォーム計画の参考にしてみてください!
外壁塗装で起こりやすいトラブルと対策
外壁塗装で最も多い失敗は、契約前に提示された見積もりと最終的な請求額との間に大きな差が生じるケースです。
現地調査が不十分なまま「一式」という曖昧な項目で契約してしまうと、
工事が始まってから足場や養生の追加費用が次々と乗り、当初の予定より数十万円も高くなったという話は珍しくありません。
図面作成やドローン撮影を含む丁寧な現地調査を行い、内訳を明確に示してくれる会社を選ぶことで、このリスクはぐっと下げられます。
次に多いのは、下地処理の不足によって塗膜が早期にはがれるトラブルです。
高圧洗浄やクラック補修、シーリングの打ち替えなどを省略すると、冬場の凍結膨張に耐えられず、
わずか二〜三年で浮きやひび割れが再発します。職人が下地づくりに時間をかけているか、しっかりとした施工を行っているか確認すると安心です。
さらに注意したいのが、工事途中で「想定外の追加作業が必要になった」と告げられ、
高額な追加費用を請求されるケースです。
トラブルを避けるには、工程ごとの単価をあらかじめ細かく提示してもらいましょう。
最後は近隣トラブルです。強風の日にネットを張らず吹き付け塗装を行えば、
隣家の車や外壁に塗料が飛散し、クリーニング費用や代車代を負担する羽目になります。
施工前のあいさつ回りや車両の配置、作業時間の配慮などを施工会社が行ってくれるかどうかも重要です。
福井市のような雪国では、降雪前に完工できないと養生期間が延び、仮設費用が余分にかかるケースもあります。
疑問点をその場で潰していく姿勢が、納得のいく仕上がりへの近道です。
業者選びで失敗しないためのポイント
外壁塗装がうまくいくかどうかは、施工会社選びで八割が決まると言っても過言ではありません。
まず注目したいのは、地元での実績と口コミです。雪や塩害を知り尽くした福井の業者は、地域特有の気候に合った塗料や工法を提案してくれます。
資格の有無も見逃せません。
一級塗装技能士・外装劣化診断士が在籍し、いくつもの資格を取得している会社は、
技術力と法令遵守への意識が高い傾向にあります。
そして見積書に「一式」という表記が多い場合は要注意です。
材料費・作業費、足場代が分かれているかを確認し、
内容を細かく説明してくれる会社を選びましょう。
さらに、保証や施工後のアフター点検が充実しているかどうかも安心材料になります。
年に一度の無料点検や、完了時に写真付きの報告書を提出してくれる会社であれば、
万が一トラブルが起きた際もスムーズに対応してもらえます。
見積書を読み解くコツ
見積書をチェックするときは、m2単価の数字だけでなく、
総額にも必ず目を向けてください。
単価が低く見えても、いくつも別項目で計上されていると、
支払総額がかえって高くなる場合もあります。
逆に単価がやや高めでも、必要な工程がすべて含まれていれば結果的に割安になることもあるのです。
塗料選びでは、グレードと耐用年数のバランスを考えましょう。
フッ素や無機ハイブリッド塗料は初期費用が高めですが、十五〜二十年の耐久性が期待できます。
一方でシリコン系は十年程度で再塗装が必要になるため、長期的には割高になるケースも。
さらに、工事中の施工写真と日報を毎日共有してもらえる体制を整えておくと、
進捗や品質をリアルタイムで確認できます。
完成後に受け取るアルバムやデータは、
保証請求時の強力な証拠にもなるので大切に保管しておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
外壁塗装は決して小さな買い物ではありません。
だからこそ、事前の準備と業者選びに時間をかけることが、後悔しないリフォームへの最短ルートです。
見積もりは総額で比較し、塗料の耐用年数とコストパフォーマンスを見極めましょう。